作品
B-A34

石の声を聴く

音声ガイド / うた

中国語
客家語(ハッカゴ)
日本の著名フロッタージュ作家、岡部昌生は“こすり出し”を通して物質の記憶を呼び覚まし、半世紀以上にわたり創作を続けてきた。今回は客家文化の要である「伯公信仰」(土地神信仰)に合わせ、広島の宇品駅遺構から集めた石のフロッタージュ作品を展示する。また、台中鯉魚伯公廟で開催された百人フロッタージュイベントでは、参加者たちが客家文化の歴史と記憶に耳を傾けた。
作者
岡部昌生

1942年北海道根室生まれ。1977年より、フロッタージュという技法を用いて路上で創作活動を始め、建物の壁面や街の路上に紙をあて、凹凸のある表面に鉛筆で薄く写し取る動作を繰り返す過程で生じた痕跡そのものを作品として残し、公共空間及びその歴史を「パブリックアート及び記念的建造物」の作品に取り入れる。長年にわたり、絵画材料の基礎ともいえる鉛筆と紙の2つの材料を使用し、4,000点以上のフロッタージュ作品を制作した。

作品位置

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